結婚記念日・・・
日頃は照れくさくてなかなか言えない感謝の気持ちを込めて、また二人の絆を確認し合うためにも是非お祝いしたいものですね。
また、育ててくれたご両親への感謝と、これからも仲良く元気に過ごしてほしいという願いを込めて、子どもから親へ結婚記念日のお祝いをしてあげることも大変嬉しいものです。
結婚記念日のお祝いには、盛大にお祝いする25年目の「銀婚式」、50年目の「金婚式」が有名ですね。
ですが、そのほかにも結婚1年目から記念日をお祝いするためのそれぞれの名称と意味があるのをご存知ですか?
この記事では、結婚記念日の名称や意味、プレゼントの選び方のヒントを紹介します♪
結婚記念日は入籍日?結婚式を挙げた日?
入籍した日と、結婚式を挙げた日が別である場合、「結婚記念日はいつ?」という疑問を持たれる方もいるかもしれません。
結婚記念日をいつと決めるかは、「入籍した日」「結婚式を挙げた日」「披露宴を行った日」とそれぞれの考え方があります。
また、事実婚や入籍前に子どもができた場合など、双方の合意に達した日を結婚記念日とする場合も増えています。
つまり、結婚記念日は、夫婦の合意の上で決めた日であればよいということです。
結婚記念日は、これまで共に歩んできたことへの感謝と、これからも仲睦まじく暮らしていきましょうという、ふたりの絆を再確認することがいちばんの目的です。
結婚記念日のはじまり
もともと、結婚記念日をお祝いするという習慣はイギリスで始まりました。
日本で広まったのは、1894(明治27)年3月9日に催された明治天皇の大婚25年式典がきっかけだといわれています。
結婚記念日のマナー
結婚記念日の祝い方に決まりごとはありません。
親族や友人を招いて大々的にパーティーを開いてもいいですし、夫婦2人だけで外食をするのも、もちろんよいでしょう。
ただ、結婚記念日のパーティーに招かれる立場であった場合には、プレゼントを持参するのがマナーです。
また、夫婦ふたりでもプレゼントを交換し合うのが一般的とされていますが、そこは二人の合意の上で決めてよいでしょう。
お祝いを郵送する場合
結婚記念日の2週間前から当日までに届くように贈りましょう。
お祝い返し
親類、知人を招いてのパーティーであれば、その日に引き出物として渡します。
それ以外の場合には、なるべく早く(1週間以内)贈りましょう。
結婚記念日の名称とお祝い品

結婚記念日の名称と意味を一覧にしています。
また、名称と意味は、贈り物を選ぶときの参考にしてみてください。
1周年 紙婚式
夫婦としてのスタートを切り1周年を迎えた節目として、将来の生活設計を紙に書き出しましょう。
■お祝い品:アルバム・手帳などの紙製品
2周年 藁(わら)婚式・綿婚式
質素倹約を意味し、贅沢を戒めましょう。
■お祝い品:ハンカチ・テーブルクロス・シャツなど木綿製品
3周年 革婚式
革のようにしなやかに、粘り強くの困難を乗り越える夫婦でありましょう。
■お祝い品:ベルト・バッグ・財布などの革製品
4周年 花婚式
ふたりの関係が、花が咲き実がなるように願いましょう。
■お祝い品:花束・書籍・詩集など、花にちなんだもの
5周年 木婚式
夫婦が1本の木のようになるよう結束しましょう。
■お祝い品:フォトフレーム、箸、木彫品などの木工品や観葉植物。植樹をすることも。
6周年 鉄婚式
鉄のように強い信頼関係と絆を深めましょう。
■お祝い品:フライパンなどの鉄製品、ペンダントなども。
7周年 銅婚式
家族の安定を願いましょう。
■お祝い品:アクセサリー、食器などの銅製品
8周年 ゴム婚式
ゴムのようにしなやかで弾力性のある生活を送りましょう。
■お祝い品:靴などのゴム製品
9周年 陶器婚式
繊細な陶器を大事に扱うように、ふたりの絆をあらためて感謝しましょう。
■お祝い品:壺、飾り皿、コーヒーカップなど陶器類
10周年 錫(すず)婚式・アルミニウム婚式
10年を経て、錫(スズ)やアルミニウムのように美しさ柔らかさを備えた夫婦を目指しましょう。
■お祝い品:やかん、寸胴、アクセサリーなどの錫・アルミ製品
11周年 鋼鉄婚式
鋼鉄のような強い絆で結ばれるよう願いましょう。
■お祝い品:フライパン、ゴルフクラブなど金属製品・鋼鉄製品
12周年 絹婚式
柔らかくきめ細やかな愛情を育みましょう。
■お祝い品:ネクタイ・スカーフ・ショールなど絹製品
13周年 レース婚式
さらに美しく繊細なレースのように深い愛を織りなすよう願いましょう。
■お祝い品:ハンカチーフ・ショール・テーブルクロスなどのレース刺繍品
14周年 象牙婚式
年を重ねて輝く象牙のように夫婦であることの価値を高めていきましょう。
■お祝い品:印鑑など象牙製品
15周年 水晶婚式
水晶のように曇りのない透明な信頼関係を築けるよう願いましょう。
■お祝い品:指輪や置物などの水晶・クリスタル製品
20周年 磁器婚式
年とともに値打が増す磁器のように愛を育みましょう。
■お祝い品:食器、置物などの磁器製品
25周年 銀婚式
いぶし銀の奥深い美しさになぞらえて、25年の節目をお祝いしましょう。
■お祝い品:アクセサリー・ペア時計・食器(スプーン)などの銀製品
30周年 真珠婚式
結婚30年を経て築いてきた富と健康を、海の宝石・真珠になぞらえて感謝し祝います。
■お祝い品:指輪・ブローチ・ネックレスなど真珠の装飾品
35周年 珊瑚婚式・翡翠(ひすい)婚式
ゆっくりと永い年月を経て成長する珊瑚や翡翠に例え、35年の絆を祝いましょう。
■お祝い品:指輪・ブローチ・ネックレスなど、珊瑚・翡翠の装飾品
40周年 ルビー婚式
深い信頼・誠意を表すルビーのように、ふたりの愛情・信頼関係を願いましょう。
■お祝い品:指輪・ブローチ・ネックレスなど、ルビーの装飾品
45周年 サファイヤ婚式
誠実さを示すサファイアに例え、二人の関係が誠実であり続けられるよう願いましょう。
■お祝い品:指輪・ブローチ・ネックレスなど、サファイヤの装飾品
50周年 金婚式
結婚50年の大きな節目として、豊かさを金の輝きで表し祝いましょう。
■お祝い品:指輪・ブローチ・ネックレスなど、金の装飾品
55周年 エメラルド婚式
幸福を象徴するエメラルドのように、深く尊い夫婦の生活を願いましょう。
■お祝い品:指輪・ブローチ・ネックレスなど、エメラルドの装飾品
60周年 ダイヤモンド婚式
鉱物の中で最も堅いダイヤモンドを、60年続いた夫婦の絆に例え、長寿と一族の繁栄を願い盛大にお祝いしましょう。
■お祝い品:指輪・ブローチ・ネックレスなど、ダイヤモンドの装飾品
その他
さらにイギリスでは、65周年「ブルーサファイア婚式」、75周年の「プラチナ婚式 」、80周年の「樫婚式」があり、85周年にはワインを贈る風習があるようです。
まとめ

先述したように、結婚記念日の祝い方に決まりはありません。
夫から妻へ、妻から夫へ、また子どもから両親へ、お祝いの仕方や贈り物への考え方はそれぞれです。
ですが、日頃の感謝と、これからの健康で穏やかな夫婦生活を願い、絆を深め合うきっかけとして結婚記念日を祝うことはとてもよいことですね。
たくさんある記念日の名称やお祝い品を紹介してきましたが、大変であればあまり重く考える必要はないと考えています。
毎年贈り物選びに迷ってしまう方はヒントにしてみてください。
名称の製品そのものでなくても、それにちなんだ色の花を贈るなどでも素敵ですね。
もちろん、必ず贈り物をしなくてはいけない、というわけではありません。
日頃伝えられない感謝の気持ちを、どのような形ででも伝えるきっかけとして結婚記念日を覚えておきたいものですね。